児童養護施設の実態を知って欲しい 卒園者の声 Vol.5
こちらでは児童養護施設をより多くの方に知って欲しいため卒園した方へアンケート&インタビュー調査した内容を掲載させていただいております。プライバシー保護のため施設名や名前は記載しておりません。また本人に許可を得た上で掲載をさせていただいております。
児童養護施設卒園者 剣道の達人M君 (男性)

施設に入ったのは幼稚園の時でした。母親に「少しの間だけここで生活してね。必ず迎えに来るから」と言われた記憶が残っています。最初の頃は面会に来てくれて、お菓子や内緒で玩具をくれました。小学校に上がり面会がぱったりなくなりました。職員にいつ来るのか尋ねるけど、連絡が取れないというので、本当かどうか自分でも連絡をしました。コール音はなるけど電話に出ませんでした。1日に5~6回ほど連絡した時もありましたが電話に出ませんでした。母親を信じたい気持ちと裏切られた気持ちが葛藤しました。月日が経ち、高校生になった頃でした。突然、母親から施設に連絡があり面会の申し出があったと職員に言われました。会いたい気持ちと会いたくない気持ちで悩みましたが、会うことにしました。10年ぶりの母との再会でした。施設の面会室に行く前に、担当職員から「お母さんと一緒に知らない男性も同席しているんだけど、面会しなくてもいいよ。どうする?」と聞かれたんだけど、知りたい気持ちが高まり会うことにしました。母親から再婚したから、彼を紹介したいと思って来たと告げられました。一瞬殴りたい気持ちをグッとこらえ、「そうなんだ。良かったじゃん」と微笑んでやりました。それからこの男も一緒に飯を食いに行くことになりました。男がトイレで席を立った時に母親に「俺ってこの先どうしたらいいの?一緒に暮らせるの?」と聞きました。母親は無言で黙ってしまいました。これがどういう意味なのかはわかりました。その後、母からの連絡が途絶えました。俺自身人生を歩もうと思い、働きながら大学に行くことを決めました。また大好きな剣道も大学のサークルで続けてます。母親は憎いけど、幸せだったらいいかなと思えるようになりました。いつかまた食事に行ければ良いなと思います。
[全国児童養護施設総合寄付サイトについて一言]
卒園した後のサポートをもっと充実させてほしいです。
[全国児童養護施設総合寄付サイトで寄付して下さっている方々へ一言]
ありがとうございます。
児童養護施設卒園者 ワンピースが大好きなK君 (男性)

幼稚園の頃から母ちゃんと一緒に、母の実家に住むことになりました。半年ぐらいしてからかな、母ちゃんがばあちゃんと喧嘩をして家を出て行ってしまいました。その時は今でも覚えているけど、毎日、玄関で母ちゃんの帰りを待っていました。それから小学5年生になった頃、ばあちゃんが体調を崩し入院をしてしまいました。それからじいちゃんとの2人生活でした。じいちゃんも持病を持っていたので、ばあちゃんの後を追うかのように体調を崩し入院してしまいました。2人がいなくなった俺はどちらかが退院するまで施設で生活をすることになりました。たしか小学5年生の冬でした。その後、色々な理由があり家に帰ることができませんでした。母ちゃんとは連絡が取れるのですが、「仕事で忙しいからまたね」と電話を切られることが多かったです。今思うと、子育てをせずに朝から夜中まで本当に仕事かな、何してんだよとムカつきます。施設での生活は本当に嫌でした。ルールが沢山あり生活していて窮屈でした。唯一の楽しみがワンピースのグッズを集めることとゲームをすることでした。高校に進むにつれて卒園後の進路を考えましたが何もやりたいことがないので、職員が探した仕事先に就職をしました。ひたすら仕分けをする単純作業です。もう飽き飽きして他の就職を考えています。今は自分自身の人生を振り返る時間が増え、なんだか切なくなる毎日ですが、同じ釜の飯を食った親友だったり、施設の職員がいるので少しは気が紛れます。これからは、やりたくない仕事をやっててもしょうがないし、ただお金がないと始まらないので、このまま仕事を続け、夢のある保育士の資格を取ろうかなと思ってます。
[全国児童養護施設総合寄付サイトについて一言]
卒園する奴らは大変だから、もっとお金を集めてほしいです。
[全国児童養護施設総合寄付サイトで寄付して下さっている方々へ一言]
これからも支えてください。
色々な思いで児童養護施設で生活をしております。
「あしながサンタ」への継続的なご寄付お願いします。
<日本児童養護施設財団からのお願い>
公益財団法人 日本児童養護施設財団は、児童養護施設で暮らす子どもたちが安心して未来へ歩めるよう、寄付や企業・地域の皆さまとともに支援活動を行っています。子どもたちの笑顔と未来を守るため、活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
<ご寄付を検討されている方はこちらをクリック>
【寄付】全国児童養護施設 総合寄付サイト(卒園生助成)
全国児童養護施設総合寄付サイトは、全国の児童養護施設や、卒園・退所後の子どもたちを支えるための寄付サイトです。お寄せいただいた寄付は、家賃や生活費など、子どもたちが社会で自立して暮らしていくための支援に役立てられます。
現場の声をもとに、子どもたちに本当に必要な支援を届けています。
【寄付】あしながサンタ
児童養護施設で暮らす子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける寄付プロジェクトです。
全国から寄せられたご寄付をもとに、施設の子どもたち一人ひとりへクリスマスプレゼント代を助成し、思い出に残るクリスマスを応援しています。
オレンジの羽事業
◯オレンジの羽根募金
児童養護施設への理解を広げ、子どもたちを応援する全国啓発・募金活動です。
街頭募金や企業・学校との連携を通じて、社会的養護の現状を伝えながら、子どもたちへの継続的な支援の輪を広げています。
◯奨学金事業
児童養護施設で暮らす子どもたちの「学びたい」という想いを、寄付によって支える奨学金事業です。返済不要の奨学金を通して、進学をあきらめることなく、子どもたちが自分の夢や未来に向かって一歩を踏み出せるよう応援しています。
◯卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは、児童養護施設の子どもたちや卒園生の就職を応援する求人サイトです。
子どもたちの背景に理解のある企業の求人を掲載し、自分に合った仕事との出会いを支えています。
求人掲載は無料。掲載を希望する企業も募集しています。(事前審査あり)
◯【開催中】日本子ども未来展
日本子ども未来展は、児童養護施設で暮らす子どもたちの作品を通して、一人ひとりの思いや感性を発信する取り組みです。全国の児童養護施設から寄せられた作品には、子どもたちの夢や希望、自由な発想が込められています。
入館は無料です。心に残った作品がございましたら、「お気持ちの入館料」で応援いただけます。
皆さまからのお気持ちは、子どもたちの未来を支える力につながります。
◯【FM 世田谷】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレントの「はなわ」さんと女優の「岩崎ひろみ」さんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。
子どもたちの「ワクワク」をもっと大きく膨らませることをテーマに、子育ての話題などを楽しくお届けしていました。
※現在、放送は終了していますが、過去の放送をアーカイブでお楽しみいただけます。
YouTube(広報事業)
日本児童養護施設財団の公式YouTubeチャンネルでは、全国の児童養護施設への訪問や施設長インタビュー、子どもたちからのメッセージ、財団の活動紹介など、さまざまな動画を公開しています。文章や写真だけでは伝えきれない、児童養護施設の現場の声や財団の取り組みをぜひご覧ください。

























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