現場職員の私たちが働く中で、本当に子どもたちが喜ぶことは何かを考えて立ち上げました。
私たちは2019年4月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。
アンケート調査により、1施設の子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。
また新たに分かったことが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、
クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに適切に振り分けられていることがわかりました。
ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
子どもたちにとってのクリスマスは、特別で素敵な1日でなければなりません。
私たち一人ひとりが2000円の寄付をすることで、1人の子どもが心から喜びます。
だからこそ私たちが『あしながサンタ』になって、子どもたちの心の中のサンタクロースになろうと決意いたしました。
児童養護施設で働く中で、子どもと真剣に向き合い想うことがあります。
それは、施設に入所したからこそ、公平であってほしいということです。
入所する子ども達の入所ケースは様々です。
親からの極度の虐待を受け、死ぬ寸前で保護された子どもや、夜中に公園を徘徊していた幼い子ども、
学校の身体測定で痣を発見して保護された子どもや、義父からの性的虐待など、劣悪な環境下で
育った子どもたちが児童相談所で保護をされ児童養護施設へ入所します。
職員によっても接し方はそれぞれですが、私は接する中で、子どもに笑顔になってほしいと
密かに笑いの勉強をしたり、子どもが好きなアーティストやタレントを調べるようにしていました。
信頼を少しずつ得られると、そこから笑顔が生まれることを知ったからです。
あしながサンタの寄付サイトは、子どもたちをもっと笑顔にさせたいという想いと、
施設運営を頑張っている施設を応援したかったからです。
全ての施設の子どもたちに素敵な笑顔を届けましょう。
2019年4月8日に全国の児童養護施設607施設を対象に郵送にて
クリスマスプレゼントについての実態調査を実施しました。
その結果389施設から回答がありました。
児童養護施設で働く中で、子どもと真剣に向き合い想うことがあります。
それは、施設に入所したからこそ、公平であってほしいということです。
入所する子ども達の入所ケースは様々です。
親からの極度の虐待を受け、死ぬ寸前で保護された子どもや、夜中に公園を徘徊していた幼い子ども、
学校の身体測定で痣を発見して保護された子どもや、義父からの性的虐待など、劣悪な環境下で
育った子どもたちが児童相談所で保護をされ児童養護施設へ入所します。
職員によっても接し方はそれぞれですが、私は接する中で、子どもに笑顔になってほしいと
密かに笑いの勉強をしたり、子どもが好きなアーティストやタレントを調べるようにしていました。
信頼を少しずつ得られると、そこから笑顔が生まれることを知ったからです。
あしながサンタの寄付サイトは、子どもたちをもっと笑顔にさせたいという想いと、
施設運営を頑張っている施設を応援したかったからです。
全ての施設の子どもたちに素敵な笑顔を届けましょう。
児童養護施設の運営はとても複雑です。子ども一人に対して措置費として予算組みがされます。
その中で子ども達から『もっと洋服代を増やして欲しい』、
『もっと習い事をしたい』、『旅行に行きたい』、『お小遣いを増やして欲しい』、
『散髪代を増やして欲しい』という入所している子どもなら誰もが望む要望が上がります。
もちろん運営側は、子どもたちの要望を真摯に受け止め、
一つひとつ丁寧に対応をしていきます。もちろん対応できないこともあります。
ただ、対応するということは、定められた予算を削られていくということです。
削られる予算の一つがクリスマス代という施設もあります。
ですがクリスマス予算が低いところは、反比例して、お小遣いが高かったり、
多くの習い事に通えたり、旅費が多かったりするのです。(アンケート調査結果から)
SNSやニュースなどでも児童養護施設について取り上げられることが増え
クリスマスの時期になると施設への寄付も増えています。
しかし現場では物資の寄付が溢れかえってしまっております。
寄付をして下さる方々の想いはとても嬉しいのですが、子どもたちが物資慣れしているのが現状です。
飲食物などでは、ケーキや子ども向けのシャンパンが驚くほど寄付があります。
もちろんケーキ、シャンパンは子どもの健康面もあり、
もったいないのですが、賞味期限が過ぎ破棄してしまうことが多いのです。
物資では、中古の洋服や靴、文房具などの寄付があります。文房具などは大量に寄付をして下さるので、
有り余っているところもあるのではないでしょうか。子ども達に文房具を渡すのですが、
好きなキャラクターやデザインのものを使いたいのでいらないと返されることもあります。
子どもたちが喜んでいると思っていることが、実際は喜んでもらっていないケースが多いのです。