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活動報告

私たちの活動のご紹介

2024年09月11日
子どもたちのエピソード

子どもたちがクリスマスに思うこと

児童養護施設のクリスマスのエピソード

あしながサンタ運営事務局です。

本日のブログでは、児童養護施設の現場で働く職員さんから聞いた子どもたちとのクリスマスのエピソードを紹介します!
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)

 

児童養護施設に入る前の生活

小学1年生のAくんは、5歳の頃から両親に叩かれたり蹴られたりといった身体的虐待を受けていました。誕生日やクリスマスにプレゼントをもらうこともなく、「僕が悪い子だから、ママやパパは怒って叩くし、サンタさんも悪い子のところにはクリスマスプレゼントを持ってきてくれないんだ」と、自分を責めるようになってしまいました。

学校では、クラスの友達が「サンタさんに何をもらったの?」と楽しそうに話しているのを見るたびに、つらい思いをしていたそうです。Aくんは「クリスマスなんてなければいいのに…」と感じていました。

小学校2年生になる頃、児童相談所に保護され、児童養護施設に入所することが決まりました。その時もAくんは、「僕が悪い子だから、おうちで暮らせなくなっちゃったんだ」と言って、よく泣いていたそうです。

 

児童養護施設で体験する初めてのこと

児童養護施設での生活は、2年生になる4月から始まり、最初は環境の変化や不安から、なかなか笑顔を見せなかったAくん。9月に8歳の誕生日を迎え、施設の先生や一緒に暮らす子どもたちが誕生日会を開いてくれました。Aくんにとっては、初めてのケーキとプレゼント。みんなに祝ってもらえたことがとても嬉しく、自然と笑顔がこぼれました。

また、施設の子どもたちから「毎年12月にサンタクロースが来て、みんなにプレゼントをくれるよ」と聞き、Aくんは驚きました。
家庭で暮らしていたとき、一度もクリスマスを経験していなかったAくんは、サンタクロースを信じていませんでした。「サンタさんに手紙を書いてもいいの?」と施設の職員に相談したAくん。職員は「もちろん。欲しいプレゼントを手紙に書いて、サンタさんに送ってみようね」と優しく答えました。Aくんは便箋をもらい、サンタクロースに手紙を書きました。

そして、Aくんにとって初めてのクリスマスパーティ。みんなで過ごすクリスマスの夜、Aくんは笑顔で楽しむことができました。サンタクロースが来るのが待ち遠しくて、なかなか寝付けなかったAくん。翌朝、枕元に欲しかったプレゼントが置いてあるのを見つけると、「やったー!僕のところにもサンタさんが来てくれたんだ!」と大喜びしました。

 

児童養護施設のクリスマスプレゼントの予算について

児童養護施設の子どもたちは、サンタクロースから欲しいものをなんでももらえるわけではありません。
施設によって異なりますが、クリスマスプレゼントには一人あたりの予算が設けられています。

私たちあしながサンタでは、活動を始めるにあたり、全国の児童養護施設に対してクリスマスプレゼントの予算についてアンケート調査を行いました。回答のあった施設の調査結果によると、子ども一人あたりの平均予算は3,000円でした。しかし、現実的に子どもたちが望むプレゼントを購入できるのは、平均約5,000円からなので、これでは足りないのが現状です。

あしながサンタでは、皆様からのご寄付でこの差額を補い、子どもたちが望むプレゼントを届けることができています。現在、あしながサンタでは、子ども一人あたり2,000円のプレゼント代を届けています。

 

一人ひとりのご寄付で子どもたちが欲しいプレゼントを購入することが出来ます。

あしながサンタとの活動について

児童養護施設の子どもたちにご寄付を検討していただいている皆様。
あなたがご寄付をすることで児童養護施設の子どもたちのあしながサンタになることが出来ます。

そして、年に1度のクリスマスが子どもたちにとって思い出に残る素敵な1日になります。
子どもたちのあしながサンタになって、子どもたちのクリスマスを笑顔溢れる1日にしませんか?


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オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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<過去の放送を聴いてみる>

【公開中】Youtubeチャンネル


日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら

【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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