児童養護施設のクリスマスについて
児童養護施設のクリスマスについて
あしながサンタ運営事務局です。
本日のブログでは、児童養護施設のクリスマスの過ごし方について紹介をさせていただきます。
紹介するのは、私が職員として勤めていた施設での話となります。全国には610の児童養護施設がありますが、全ての施設で同じ過ごし方をしているわけではないということをご理解ください。
皆さんに知ってほしい児童虐待の現状
全国には、約610ヶ所の児童養護施設があり、約23,000人の子どもたちが生活をしています。
令和4年3月末時点では、児童相談所への虐待相談件数が、21万9170件あったとこがわかっています。
児童養護施設の子どもたちはさまざまな理由で生活をしています。
主な理由は「児童虐待」です。他にも、両親の病死、入院、収監などが挙げられます。
上記の理由や家にいるときは親からの虐待を受けていたことから家庭で過ごすクリスマスの体験をしたことがない子どももいます。
クリスマスは、年に一度、子どもたちがサンタクロースから欲しいプレゼントをもらえる特別な日です。
毎年、あしながサンタの皆さんのおかげで、クリスマスの1日が子どもたちにとって思い出に残る素敵な日になっています
児童養護施設での生活を過ごす中で、家庭にいる間に体験することができなかったクリスマスを体験できること、サンタクロースからクリスマスプレゼントをもらえることを子どもたちはとても楽しみにしています。
児童養護施設のクリスマスの過ごし方
私が職員として勤めていた施設では、ユニット(子どもたちが生活しているグループ)ごとに、職員と一緒にクリスマスケーキを作るのが恒例でした。これは、施設全体で行うクリスマス会の会食で、みんなで食べるためです。クリスマス会では、子どもたちがこの日のために職員と一緒に練習を重ね、歌やダンス、劇などを発表します。また、クリスマス会には子どもたちが通う学校の先生や、日頃から施設に寄付をしてくださる方、地域の方々も招待しています。
これは私の施設でのクリスマスの過ごし方ですが、施設によっては異なる過ごし方をしている場合もあります。ユニットは子どもたちにとって、もう一つの家のような存在です。そのため、ユニットごとにクリスマスパーティーを開く施設もあります。過ごし方は様々ですが、どの施設でも共通しているのは、子どもたちの年に一度のクリスマスが特別な日になるよう工夫されていることです。
中には、家庭でのクリスマスパーティーを経験したことがない子や、クリスマスケーキを食べたことがない子もいますが、施設で過ごすクリスマスは、どの子もとても楽しそうにしていたのをよく覚えています。
クリスマスプレゼントの予算について
私たちあしながサンタでは、あしながサンタの活動を始めるにあたり、全国の児童養護施設に対してクリスマスプレゼントの予算に関するアンケート調査を行いました。その結果、回答があった施設では、子ども一人当たりのプレゼントの予算は平均約3,000円であることがわかりました。中には、3,000円より少ない予算の施設もあります。予算が少ない理由としては、子どもたちの被服費や習い事などに予算を充てていることが挙げられます。
児童養護施設は限られた予算内で運営がされているため、子どもたちが欲しいプレゼントが何でももらえるというわけではないのが現実です。実際に子どもたちとお店におもちゃを見に行き、プレゼントを選ぶ際、予算を超えてしまうこともありました。その場合は別のおもちゃを選ばざるを得ないこともありました。職員としても、年に1度のクリスマスに子どもたちが本当に欲しいものを選べない状況は心苦しいものでした。
あしながサンタでクリスマスプレゼントの予算に関するアンケートを行った児童養護施設の職員さんに「いくらあれば子どもたちが望むプレゼントを購入できるか」を伺ったところ、「子どもたちが望むプレゼントを購入できるのは、約5,000円あれば助かります。」という声がありました。先ほど、説明をした施設に行ったアンケートの調査結果が、平均約3,000円であることを踏まえると、この額では十分ではありません。
私たちあしながサンタでは、皆様からのご寄付で差額分をまかなうことにより、子どもたちが望むプレゼントを届けることが出来ます。あしながサンタでは、子ども一人あたり2,000円を届けています。
あしながサンタの皆様の一人ひとりのご寄付が集まることで、一人でも多くの子どもたちが望むプレゼントを届けることができます。
一人ひとりのご寄付で子どもたちが欲しいプレゼントを購入することが出来ます。
児童養護施設の子どもたちにご寄付を検討していただいている皆様。
あなたがご寄付をすることで児童養護施設の子どもたちのあしながサンタになることが出来ます。
そして、年に1度のクリスマスが子どもたちにとって思い出に残る素敵な1日になります。
子どもたちのあしながサンタになって、子どもたちのクリスマスを笑顔溢れる1日にしませんか?
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オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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