SCROLL

活動報告

私たちの活動のご紹介

2024年12月17日
子どもたちのエピソード

子どもたちが楽しみにしている年に一度のクリスマス

クリスマスのエピソードの紹介

あしながサンタ運営事務局です。
今年のクリスマスまで、あと1週間となりました。

本日のブログは、私が施設職員として勤めていた中での子どもたちとのエピソードを紹介します。
(紹介するエピソードの内容は子どもを特定できないように名前表記や年齢を変えています。)

 

児童養護施設で生活する子どもたちのこと

全国には約610ヶ所の児童養護施設があり、約23000人の子どもたちが生活しています。親からの虐待が主な理由です。又、親の収監や病死、事故等が原因の死別もあります。子どもたちの中には、虐待の環境が原因で家庭で過ごすクリスマスを体験したことがない子もいます。児童養護施設にきて、初めてクリスマスケーキやサンタクロースからプレゼントをもらう体験をする子たちもいるのです。

 

子どもたちが楽しみにしているクリスマス

私が勤めていた施設では、クリスマス会を施設全体で行いました。
職員と子どもたちで飾り付けを行い、夕飯はクリスマスメニューでみんなでホールで食べます。クリスマスの会食に出すために、子どもたちと職員でユニット(各生活グループ)でクリスマスケーキを手作りします。子どもたちと一緒にケーキのデコレーションも考えるので、毎年、色とりどりの美味しいケーキが揃います。

会食では、子どもたち同士、「今年は〇〇をプレゼントにお願いしたんだよ」と会話をしている様子があります。その時の子どもたちは、目がキラキラしており、とても楽しそうでした。

担当していた小学4年生Yくんは、ヘリコプターのラジコンをサンタクロースに頼んでいて、「早く欲しいなぁ。サンタさん早く来てくれないかなぁ」とワクワクしていました。翌朝、サンタクロースから欲しかったラジコンをもらったYくん。朝食を急いで食べ終え、施設のホールで早速ヘリコプターのラジコンを飛ばして遊んでいました。
「見てみて!サンタさんからもらったんだよ!」と嬉しそうにしていたYくんのキラキラ笑顔を今でも覚えており、クリスマスが子どもたちにとって特別な1日であることを実感しました。

※全国に約610ヶ所の児童養護施設がありますが、施設によってクリスマスの日の過ごし方は異なっており、全体でのクリスマス会の行なっていないところもあります。その代わりに、生活ユニットごとにクリスマス会をするなど様々です。今回、紹介したのは、私が勤めていた施設での話となっております。

 

あしながサンタでクリスマスの体験が子どもたちの未来に繋がるように。

※今年度のあしながサンタの寄付受付は、12月10日で締め切りました。
12月10日以降のあしながサンタへのご寄付受付は2025年度のあしながサンタのご寄付受付となります。

 

あしながサンタの活動について

クリスマスは、年に一度、子どもたちがサンタクロースから欲しいプレゼントがもらえる特別な日です。
毎年、あしながサンタの皆さんのおかげで、クリスマスの1日が子どもたちにとって思い出に残る素敵な日になっています。

私たちあしながサンタでは、この活動をはじめる前に、全国の児童養護施設へクリスマスプレゼントの予算に関するアンケート調査を行いました。回答のあった施設の調査結果によると、子ども一人当たりのプレゼントの予算は平均約3,000円であることがわかりました。施設によっては、3,000円より少ないところもあります。少ない理由としては、子どもたちの被服費や習い事などに予算を充てていることが挙げられます。

児童養護施設の職員さんに「いくらあれば子どもたちが望むプレゼントを購入できるか」を伺ったところ、「子どもたちが望むプレゼントを購入できるのは、約5,000円あれば助かります。」という声がありました。アンケートの調査結果、平均約3,000円であることを踏まえると、この額では十分ではありません。

私たちあしながサンタでは、皆様からのご寄付で差額分をまかなうことにより、子どもたちが望むプレゼントを届けることが出来ます。あしながサンタでは、子ども一人あたり2,000円を届けています。

現在は、物価高の影響によって、おもちゃの値段も上がってきており、子どもたちの欲しいものが今まで以上に手にしづらい状況になってきているのです。子どもたちは欲しいものがあっても予算の関係から違うプレゼントにしないといけないことがあり、年に1度のクリスマスに我慢をしないといけなくなってしまうのです。

あしながサンタの皆様の一人ひとりのご寄付が集まることで、一人でも多くの子どもたちが望むプレゼントを届けることができるのです。

 


個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください

 

企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください

オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
▶︎WEBページはこちら

【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
▶︎WEBページはこちら


<過去の放送を聴いてみる>

【公開中】Youtubeチャンネル


日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら

【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
▶︎WEBページはこちら

【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
▶︎WEBページはこちら

【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
▶︎WEBページはこちら

開催中のプロジェクト
全国児童養護施設総合遺贈受付サポートセンター
2025年度企業スポンサー紹介
伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 (株)豊田自動織機 株式会社GCPJ 株式会社ディーエスブランド Japan | UL auフィナンシャルサービス株式会社
クレストリンク株式会社 株式会社三恵クリエス 太洋産業貿易株式会社 扇精光ホールディングス株式会社 明星工業株式会社 荒川化学工業株式会社 三菱ガス化学トレーディング株式会社
株式会社グッドヒルシステムズ ホワイトベアー株式会社 医療法人社団アップル歯科クリニック 株式会社ウィザード 株式会社newgame VPN BOX Norstella 株式会社クラブポート 株式会社フューチャーリスクコンサルティング 株式会社リプロネクスト
地域のスポンサーを必要としております
地域の児童養護施設が
地域のスポンサーを必要としております。
全国児童養護施設総合クリスマス寄付サイト あしながサンタ
運営事務局 : 一般財団法人日本児童養護施設財団
「あしながサンタ」は一般財団法人 日本児童養護施設財団の登録商標です。
Copyright©2013–2025全国児童養護施設総合寄付サイト All rights reserved.