子どもが書いたサンタクロースへの手紙
子どもたちのエピソードの紹介
あしながサンタ運営事務局です。
児童養護養護施設の子どもたちは、多くのところで夏休みが始まっています。
今日のブログは、児童養護施設の子どもたちがサンタクロースに宛てた手紙のエピソードをご紹介します。
子どもたちがサンタクロースに書いた手紙
この話は、私が施設職員をしていた時のことです。
夏休みが始まった子どもたちは、毎日元気に遊んで過ごしていました。
その中で、ちょうど8月に8歳の誕生日を迎えたKくんがいました。Kくんが欲しかったおもちゃは、職員たちからのプレゼントして渡しました。Kくんはもらったおもちゃで嬉しそうに遊んでいました。
その日の夜、寝かしつけをしていた職員にKくんは、「ぼく、誕生日のプレゼントもらったけれど、サンタさんからももらえるのかな?」と尋ねました。それを聞いた職員は「うん。サンタさんからもらえるよ。欲しいプレゼントあったら教えてね。サンタさんに一緒に手紙を書こうね。」と答えました。Kくんは「うん、今度サンタさんに手紙書きたい!」と言っていたので、一緒に書く約束をしました。
1週間程して、便箋と封筒・手紙に貼るシールなど用意をして、Kくんと一緒にサンタクロースに手紙を書くことにしました。
手紙には「サンタさん、いつもぼくたちのためにプレゼントをくれてありがとうございます。サンタさん風邪引かないでください。」と書かれていました。そして、Kくんは職員に「サンタさんにお菓子あげてもいい?」と聞いてきました。理由を聞くと、「ぼくたちのためにいつもプレゼントくれるから、お礼がしたいの」と教えてくれました。その話を聞いて、職員は「そうだね。クリスマスにサンタさんにあげるお菓子を準備しようね。みんなであげようね。」と約束しました。
子どもたちの想い
クリスマス当日に向けて、子どもたちとホーム(生活する建物)の窓や居間を装飾しました。
窓にはスプレーでたくさんの模様を描き、クリスマスツリーには光るライトや子どもたちが選んだ飾りをたくさんつけました。
クリスマス当日には、Kくんと約束していたサンタさんにあげるお菓子をクリスマスツリーのそばに用意しました。Kくんは「トナカイさんにもあげなくちゃ」と言い、「トナカイさんも食べてね」と紙に書いてお菓子の箱に貼りました。
「サンタさんとトナカイさん喜んでくれるといいなぁ」とKくんはクリスマスの夜を楽しみにしていました。
翌朝、枕元にクリスマスプレゼントがあり、クリスマスツリーの前に置いたお菓子の箱がなくなっていて、代わりにお菓子を食べた後の包み紙が残っていたことで、Kくんは「サンタさんとトナカイさんが食べてくれたんだ」と大喜びでした。
私たちあしながサンタとの活動について
私たちあしながサンタでは、この活動をはじめる前に、全国の児童養護施設へクリスマスプレゼントの予算に関するアンケート調査を行いました。
回答のあった施設の調査結果によると、子ども一人当たりのプレゼントの予算は平均約3,000円とであることがわかりました。
施設によっては、3,000円より少ないところもあります。少ない理由としては、子どもたちの被服費や習い事などに予算を充てていることが挙げられます。
児童養護施設の職員さんに「いくらあれば子どもたちが望むプレゼントを購入できるか」を伺ったところ、「子どもたちが望むプレゼントを購入できるのは、約5,000円あれば助かります。」という声がありました。アンケートの調査結果、平均約3,000円であることを踏まえると、この額では十分ではありません。
私たちあしながサンタでは、皆様からのご寄付で差額分をまかなうことにより、子どもたちが望むプレゼントを届けることが出来ます。あしながサンタでは、子ども一人あたり2,000円を届けています。
現在は、物価高の影響によって、おもちゃの値段も上がってきており、子どもたちの欲しいものが今まで以上に手にしづらい状況になってきているのです。子どもたちは欲しいものがあっても予算の関係から違うプレゼントにしないといけないことがあり、年に1度のクリスマスに我慢をしないといけなくなってしまうのです。
あしながサンタの皆様の一人ひとりのご寄付が集まることで、一人でも多くの子どもたちが望むプレゼントを届けることができるのです。
あしながサンタになることで子どもたちのプレゼント代を支援することができます。
児童養護施設の子どもたちにご寄付を検討していただいている皆様。
あなたがご寄付をすることで児童養護施設の子どもたちのあしながサンタになることが出来ます。
そして、年に1度のクリスマスが子どもたちにとって思い出に残る素敵な1日になります。
子どもたちのあしながサンタになって、子どもたちのクリスマスを笑顔溢れる1日にしませんか?
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
▶︎WEBページはこちら
【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
▶︎WEBページはこちら
【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
▶︎WEBページはこちら
【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
▶︎WEBページはこちら
【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
▶︎WEBページはこちら
地域のスポンサーを必要としております。